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なぜ受験なんかがあるんでしょう

  • 執筆者の写真: 小野田真里子
    小野田真里子
  • 2022年1月15日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。

学生の皆さんの中には、受験勉強で苦しいので、「なんで受験なんかあるんだろう」と思っている人はいませんか。

たしかに受験戦争などという言葉があるように、受験自体を悪者のように言う人がいます。

しかし私は、受験勉強を通して人生のマネジメント能力を身につけることができるし、人生の優先順位、目標を決めることができるので、大切なことだと思っています。

私は、もともとこの世に生まれること自体が勉強のためだと思っています。

この世は学習の場であると考えれば受験もその一部です。

また勉強や受験は、努力すれば報われるという点で公平であるし、自分の可能性をためすチャンスでもあります。

チャンスは平等に与えられているのですから、原因結果の法則を学べるよい機会だと思います。

 例えば、現代社会に必要な情報処理能力や分析能力は、「受験勉強」によって身につけられます。

受験勉強の効用は、「志望校の試験日(締め切り)までに、志望校の問題・科目で最低点以上の点を取れるだけの(目標設定)、知識あるいは解法なりの技術を身につける(ストック)ことです。

これはとりもなおさず、実社会で要求される「期日の厳守」「仕事目標の設定」「業務知識の集積」といった基本的な仕事能力に他ならず、受験は、仕事を通して社会に貢献していくという上で、きわめて貴重な能力習得の場であるといえるでしょう。

これが、企業が有名大学を出た人を採用したがる理由です。

有名大学をでていると、基本的な仕事能力もあるだろうと推定されるからです。

 したがって、単なる知識の詰め込みと見られる学習にも、長期的に見ると大きな効用があると思います。

 そしてその中で最大の効用は、「自助努力の精神」が身につくことです。

 実社会では努力しても必ずしも報われるというわけではなく、非常に不公平な要素もあります。

しかし学力を基準にした受験競争は、「努力に応じた結果が出てくる」きわめて公平な世界であり、「努力の価値」を知る上では格好の仕組みになっています。

 つまり、学力による競争は人生の基礎として「自分を鍛える」上で、またとないチャンスなのです。

「ゆとり教育」はまた、教育内容を低い生徒に合わせるという意味で、悪しき平等主義です。

 確かに遊びたい盛りに机に向かって難しい問題に取り組むことは子供にとって忍耐を要することでしょう。

また受験競争には勝者と敗者が生まれるのも事実です。

しかし敗者といえども努力した分は決して無駄にはなりません。

一生懸命に努力したことは、本人の血肉となり後々役立つし、何よりも地道に努力した姿勢が本人の精神力を成長させていくのです。

 教育の本道は、社会に貢献できる人間を創ることであり、その基礎として「自助努力の姿勢」を身につけさせることにあります。

 だとしたら、学校教育は今一度教育の原点に立ち返り、「自助努力」と「切磋琢磨」の価値を再認識すべきでしょう。

 
 
 

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