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​大いなる理想を持とう

大いなる理想はありますか。

将来の目標はありますか。

自分は将来、どのように社会に貢献していくか考えたことがありますか。

 

成績を上げるためには、勉強の方法論研究以上に、目標を持つことが一番重要です。

 

私は、30年以上学習塾経営という民間教育に携わってきました。

その中で成績の上がる子、上がらない子がいるのはいったいなぜなのだろうかと長年研究してきました。

教え方が原因なのだろうか。教材が原因なのだろうか。

いろいろ研究・観察した結果、分かったのです。

それは、「目標のある、なし」だったのです。

例えば、ある年の中学1年生の女子Mさんは、中学時代ほとんど学年ベスト3から落ちたことはありません。

それはものすごい勉強量をこなしていました。

私の塾、ニッケンスクールちはら台校では学校の定期テストの前は、毎日塾があります。日曜祭日は朝10時から夜9時までずっと勉強します。そのMさんは本当に毎日毎日黙々と勉強しに塾に楽しそうに来るのです。

私はこの集中力はどこから来るのかいろいろ観察した結果やはり、彼女には将来の目標があったのです。

それは「中学校の先生になる」という目標でした。

私の塾では、毎回「学習の記録」を書いてもらいます。そ

の最初に「長期目標」「短期目標」という欄があるのですが、彼女はその長期目標欄に毎回、「中学の先生」と記入していました。

その子は、県立トップ校に合格し、国立大の教育学部を卒業して、現在中学校の先生をしています。

彼女には、明確に「先生になるために勉強する」というモチベーションがあったのです

「目標は紙に書くといつか実現する」という偉人の言葉があります

 

また多くのビジネス本、成功法則本にもそういうことが書いてあります。

まさにその通りのことが私の塾ではよく起きます。

目標記入は、短期目標でもよく効きます。

 

例えば「次の定期テストで5科目450点取る」とか、「学年50位に入る」などもモチベーションアップに非常に有効です。

理想的には、いつも「医者になる」などの長期目標と、「理科で90点取る」などの短期目標の両方をいつも紙に書くのが最強です。

 

書かない子より書いた子の方が圧倒的に達成率が高いのです。

 

目標の作り方1 周りの人の助言

 

では、どうしたら目標を持って勉強に邁進することができるでしょう。

一つは、それぞれのご家庭の価値観で、親が子どもに、「あなたは将来このような仕事をする人間を目指したらいいと思うわよ」と助言を与える方法です。

例えば私の場合は、小学生低学年から母親に、「早稲田大学の理工学部を出て建築技師になるといいよ。

そのためには算数と理科をがんばらなくてはだめよ」とことあるごとに、叩き込まれました。

それで物心つく頃には、自分は早稲田大学の理工学部を出て建築技師になりたいと思うようになり、学校の作文に書いたりしていました。

大きくなって、母親になんで早稲田を進めたのかを聞いたら、単に「あなたのおじちゃんが早稲田実業出身だからよ」と言っていました。

そのせいもあると思いますが、算数と理科は大好きでした。

しかし中学校に入ると、好きな女の子ができて、その子に、「おんちは、将来社長ね~」と何かのときに言われたのをきっかけにして、目標は「社長になる」にコロッと変わってしまいました。ちなみに「おんち」は、私の小中学校のニックネームです。

それで私は、「社長」になるには、勉強ができて有名にならなければいけないと思い、がんばった結果、生徒会長に当選し、当時学区トップ校で、東大に毎年30人~40人ぐらい合格させていた都立青山高校に合格できたのです。

30年後の同窓会でその女の子だった女性に言ったら、「そんなこと言った覚えない」と言われてカクッとしたのを覚えています。

まあ目標は、その都度変更しても構わないと思います。モチベーションアップに繋げてゆくのが重要だからです。

気をつけていただきたいことは、目標が勉強に関係しないものなら、成績向上には繋がらないということです。

例えば、私の高校時代の目標は、「ラグビーで優勝する」でした。

おかげで、ラグビー部は、東京都ベスト4になり、私には早稲田大学ラグビー部からお誘いがかかりました。

しかし成績は250人中230番位を常にキープしていました。(笑)

 

目標の作り方2 読書

 目標の作り方として、これが一番お勧めです。それは読書です。

親が子どもに読書習慣をつけてあげることが、親から子への最大のプレゼントです。

親子で読書が大好きという家庭文化を築いてほしいものです。

ちなみにテレビゲーム、DSなどは1日1時間など、時間を区切ってください。

勉強時間、読書時間が必ず削られてしまいます。

読書の大きな目的は、本から人生の教訓を学び取ることです。

私たちは生まれたときは言葉さえ知らずに生まれてきます。

過去の出来事や素晴らしい人生を生きた人々の経験を自分のものにするためには、人から聞くだけでは限界があり、本を読むしか方法はありません。

 

人間の心の法則は昔も今も変わりません。

ですから私たちは本を利用することで、多くの経験と知識を短時間で得ることができ、その教訓から正しく物事を判断し行動できるようになるのです。

そしてその上に、自分独自の考えを作ってゆけるのです。

自分独自の考えから目標を作り出せるのです。

それで何を読めば目標を探せるかというと、まずは偉人伝です。

世のため人のために人生を送った偉人たちは、困ったときにどう考えどう行動して窮地を脱出したか。また指導者としてどう考えどう行動したかを読み、その人の的確な洞察力、観察力、直観力などの見識を学べます。

たとえば、エジソンの伝記を読めば科学者という目標を持ちたくなるでしょう。

リンカーンの伝記を読めば政治家、シュバイツアーの伝記を読めば医者を目指す子供が現れると思います。

また現在世のため人のために頑張っている、方々の本も人生観を磨くのに役立ちます。

しかし悲しいことに、現在の日本の公教育では、偉人について教えないそうです。

なぜなら、偉人はあまりにも素晴らしすぎて凡人とかけ離れているので、偉人の人生を教えることは、子供たちに偉人の生き方を押し付けることになり、かわいそうだからだそうです。

わたしはこの考えに大反対です。

偉人を目標にして努力した結果、たとえそのレベルに達しないとしても、目標を持って努力できたことが子どもの将来に大変役立つからです。

すから自衛策として、ご家庭でどんどん偉人伝を読ませてください。

 

次にお勧めなのは、歴史です。

司馬遼太郎などの歴史小説は、とても読みやすく歴史に興味を持ちやすくなるのでお勧めです。

歴史は繰り返すと言われます。

ですから歴史を知ることは未来がわかるということにもなります。

過去の歴史の中でどのような事件が起きて、人々がどう対処したか、その結果どうなったか。これを学ぶことで、似たような事件が起きた時に大体の結果が分かる能力が身に付きます。その中で自分の目標も見つかることでしょう。

受験においても、志望校の過去問を徹底的に研究することが最高の対策であることと同じです。

ちなみに私は大学受験時代、慶応大学の過去問をとことん勉強しました。

問題を見れば、「これは経済学部の何年度の何問」「これは法学部の何年度の何問」とすぐ言えるぐらいになりました。

そうするとやはり本番で似たようなタイプの問題が出るのです。

何で多くの受験生が過去問を最後の力試し程度にしか考えていないのかとても残念です。

過去問は宝の山であることを、どんな試験においても覚えておいてください。

 

それでは歴史は繰り返すということと、そこから未来を予想するという具体例をご紹介します。

ヨーロッパの大航海時代、1500年から1600年の初めの100年間、覇権を持っていたのはポルトガルです。

このポルトガルの覇権に挑戦したのがスペインでした。ところがポルトガルの次に覇権国になったのは、オランダでした。

1600年代から100年間、覇権国になりました。このオランダに挑戦したのがフランスでした。

しかしオランダの次に覇権国になったのが、産業革命を背景に登場したイギリスでした。

このイギリスにまたも挑戦したのがフランスです。

ナポレオン戦争の頃です。

しかしイギリスが勝って、イギリスは18世紀と19世紀の覇権国家になりました。

7つの海を支配する大英帝国です。

このイギリスに挑戦したのがドイツです。

しかし20世紀の覇権国家はアメリカです。

このように世界ナンバーワンの国に挑戦した国は疲弊し、ナンバー3か、ナンバー4あたりの国家が次の覇権国家になるというのが、ここ500年の世界の歴史なのです。

 

さあここで未来を読みましょう。

アメリカという覇権国家に、挑戦したのが、共産主義のソビエト連邦でした。

そしてソビエト連邦は疲弊して、地図上から無くなりました。

アメリカという覇権国家は、イギリスのように連続して、20世紀、21世紀と覇権国家でいられるのか、それともアメリカでもソ連でもない国が、覇権国家になるのか。

現在、アメリカに挑戦しようとしている国は、中国です。

習金平氏は、トランプ氏に挑戦し、世界の覇権国になろうとしています。

中国が次の覇権国家になるという人もいます。

しかし、ここ500年の歴史の法則を知れば、私は、次の覇権国家は日本だと思います。

いや日本を世界のリーダーにしなければならないと思います。

そう考えると現在の日本の子供たちは、地球のリーダーたちの卵なのです。

そういう気概を持って私は、子供の指導に当たっています

 

そういう世界観を持って、皆さんは自分の目標を決めましょう。

 

社会貢献の入った目標が成績向上に一番有効

 

さて、成績の上がる子はほとんど目標を持っていると書きました。

しかし社会貢献の入った目標がないとモチベーションが上がらないという事実があります。

たとえば、「病気を治すために医者になる」というのと、「お金を儲けたいから医者になる」では、気合いの入り方が全く違います。

以前うちの塾には、おじいちゃんが肺がんで亡くなってしまったので、がんを治したいと思い外科医になりたいという中学1年生がいました。

その子は、やはり日曜日塾で朝9時から夜6時まで、しっかり勉強して帰ります。

人のためになりたいと思うと人間にはパワーが与えられるようです。

これは、人間には他人の役に立つことをした時が、自分の存在価値を認められるときなのでうれしいという気持ちが根本にあるからではないでしょうか。

私はそう思います。

社会に貢献することが人生の目標ととらえ、自分は将来どのように社会に貢献していくかを考えることが、今後世界のリーダーになる日本人に最も必要なことです。

 

将来人の役に立つための練習は、まず学校と家庭から

 

 将来人の役に立つと言っても、将来になっていきなりできるものではありません。

まずは、具体的な学校生活の中で自分はどのように役立っているかを考えてください。

当番、委員、生徒会活動など積極的に引き受けましょう。

また、部活も頑張ってください。

次に、家庭では親の役に立つようなことをしているかを考えてください。

家庭で自分の役割を親からもらいましょう。

たとえば風呂掃除、皿洗い、布団敷きなどなんでもいいです。男女関係ありません。

これらを、学校生活、家庭生活の目標にしましょう。

 

学習上の短期目標と長期目標

当塾では、毎回学習の前に、長期目標と短期目標を書いてもらいます。

多くの偉人が言う通り、「目標は紙に書くと実現するから」です。

長期目標は、先ほどの、「先生になる」「医者になる」などですが、短期目標は、今学期の目標とか、定期テストが近い時は、「5科目で440点以上」などと書いてもらいます。

実に有効です。

多くの生徒が書いたことを成し遂げようと一生懸命にがんばり始めるのです。

そして実現してしまうケースが圧倒的に多いです。

実現できなかった場合でも目標に向かって努力した子供は、自信を得ることができるのです。

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