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地方国公立大学とMARCHで悩んだら? 文理・将来設計で考える進路選択

  • 執筆者の写真: 小野田真里子
    小野田真里子
  • 5月14日
  • 読了時間: 5分

皆さん、こんにちは。 今日は、進路選択についての記事です。 上記のテーマは、Yahoo Newsでも取り上げられてほど、悩む受験生が多いテーマです。 首都圏の国公立は圧倒的にMARCHよりも難関ですが、地方国公立とMARCHは同レベルの偏差値なので、

悩む人が多いのです。 以下に、ニッケンスクールの考え方をご紹介します。


高校3年生の春から夏にかけて、多くの受験生が「どの大学を目指すか」という重要な決断に直面します。

特に、地方の国公立大学とMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)のどちらを選ぶかで悩む方は少なくありません。

この選択は、単に「偏差値がどちらが高いか」だけでなく、自分の将来設計と密接に関わる重要な決断です。

今回は、文系・理系それぞれの視点から、この選択について考えてみましょう。


文系学生は「MARCH」が有利な理由


知名度と学閥の現実


文系就職において、大学名の知名度は依然として大きな影響力を持っています。

特に首都圏の企業では、MARCHの知名度は地方国公立大学を上回るケースが多いのが現状です。

実際、大手企業の採用において「学歴フィルター」と呼ばれる最初の選考通過基準が存在することは否めません。

文系職では研究内容よりも「どこの大学か」が問われるシーンが多く、この点でMARCHの名前は大きなアドバンテージとなります。


就職活動の地理的優位性


就職活動を行う際、都心に位置するMARCHは物理的な面でも大きなメリットがあります。

企業説明会や面接などに気軽に参加できる環境は、地方大学の学生には得難いものです。

また、インターンシップやアルバイトなどを通じて、在学中から首都圏企業とのコネクションを築きやすい環境も見逃せません。


リクルーター制度の存在


大手企業では「リクルーター制度」を採用しており、自社のOB・OGが母校から優秀な学生を発掘する仕組みが確立されています。MARCHは首都圏の企業に多くの卒業生を送り出しているため、このリクルーター経由で内定を獲得するチャンスが地方大学と比べて圧倒的に多いのが現実です。


文系職の地域偏在


地方では文系の就職先が限られているという現実もあります。

公務員や教員以外の選択肢が少なく、民間企業で活躍したい場合は、結局は都心に出ることになるケースが多いでしょう。

その点、最初からMARCHに進学していれば、在学中から就職を見据えた活動がしやすくなります。


理系学生は「地方国公立」が有利な理由


「国立理系」の信頼性


理系の場合、「国立大学理系学部」という肩書きは、それだけで高い評価を受けることが多いです。特に研究開発職やエンジニア職の採用において、地方国公立大学の理系学部は十分な競争力を持っています。研究内容や専門性が評価される理系職では、必ずしも都心の私大である必要はないのです。


研究環境の充実度


研究設備や実験施設など、ハード面での充実度は国公立大学に軍配が上がるケースが多いでしょう。国からの予算配分や企業との共同研究などにより、最新の設備を整えている地方国公立大学は少なくありません。特に特定分野に強みを持つ地方国公立大学では、その分野における第一線の研究に触れられる環境が整っています。


研究室推薦の強み


理系では「研究室推薦」という就職ルートが確立されています。指導教授の人脈を通じて企業に推薦してもらえるこのシステムは、大学名よりも研究内容や実績が重視される傾向にあります。地方国公立大学の優れた研究室に所属することで、都心の私大以上の就職実績を残せるケースも珍しくありません。


学費の経済的メリット


国公立大学の学費は私立大学と比べて格段に安く設定されています。4年間の総額で考えると、その差は数百万円に及ぶことも。奨学金の返済負担を減らし、将来の選択肢を広げるという観点からも、地方国公立大学には大きなメリットがあります。


進路選択のポイント:自分の将来像から逆算する


最終的な選択は、自分がどのような将来を描いているかによって変わってきます。


- 首都圏での就職を強く希望する文系学生:MARCHの方が有利なケースが多い


- 特定の研究分野で専門性を磨きたい理系学生:その分野に強い地方国公立大学を選ぶべき


- 公務員や教員を目指す学生:地方国公立大学の方が専門カリキュラムが充実している傾向


- 起業や独立を視野に入れている学生:人脈形成の観点からMARCHが有利なケースも


重要なのは、単に「偏差値が届く・届かない」だけで判断せず、自分の将来設計と合わせて総合的に考えることです。

また、どちらを選んだとしても、在学中の努力次第で可能性は大きく広がります。自分が本当に学びたいこと、将来やりたいことをベースに、最適な選択をしてください。 現実的な問題として受験勉強においては、地方国公立とMARCHは相性がよくありません。 早目の選択が大事です。

日東駒専に進学する学生は、国公立か私立かの見極めの時期が遅くて、もう少し私立に絞ればMARCHに進学できたという人が多いことも一言付け加えておきます。


私たちニッケンスクールでは、単なる「合格」だけでなく、その先の未来まで見据えた進路指導を行っています。悩んだときはぜひ相談してください。あなたの可能性を最大限に引き出す道筋を、一緒に見つけていきましょう。



地方国公立かMARCHか?
地方国公立かMARCHか?



 
 
 

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