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記憶のヒミツ:脳にやさしい勉強法のコツ

  • 執筆者の写真: 小野田真里子
    小野田真里子
  • 5月13日
  • 読了時間: 2分

皆さん、こんにちは。副塾長の小野田です。 今日は、「記憶」について書いていきたいと思います。


私たちの毎日は「覚える」ことの連続です。新しい単語、読んだ本の内容、友人との約束…。でも、なぜか「あれ、昨日勉強したのに覚えてない!」という経験はありませんか?

実は記憶には種類があり、それぞれ特徴が違います。効率よく記憶するコツを知れば、学習効果がグンと上がりますよ。


記憶の種類を知ろう


意味記憶:事実や知識の記憶です。「東京は日本の首都」「りんごは果物」といった一般的な知識がこれにあたります。


エピソード記憶:自分の体験や出来事の記憶。「昨日の授業で先生が話していたこと」「友達と行った旅行」などの個人的な経験です。


手続き記憶:体を使った動作やスキルの記憶。自転車の乗り方、ピアノの弾き方など、一度覚えると体が覚えているような記憶です。


プライミング記憶:無意識のうちに影響を受ける記憶。例えば「りん○」と見ると自然に「りんご」と思い浮かべるような、潜在的な記憶です。


短期記憶を長期記憶にするための「フック」とは?


私たちが学んだことの多くは、数時間で忘れてしまう「短期記憶」。これを長く残る「長期記憶」にするには「フック」が大切です。フックとは、新しい情報を既に知っていることや感情と結びつける方法です。


実践例:


  1. 関連付け:新しい英単語「autumn(秋)」を覚えるなら、「オータム」の響きを「落葉」と関連付けて「落葉の季節=秋」とイメージする

  2. ストーリー化:歴史の年号を覚えるとき、数字だけでなく出来事をストーリーにする(「1192年、源頼朝が鎌倉幕府を開いた」ではなく「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」)

  3. 視覚化:化学式を覚えるとき、分子の形をイラストで描いてみる

  4. 実践する:数学の公式は問題を解くことで手続き記憶として定着


脳を休めることの大切さ

実は、記憶の定着に最も重要なのが「休むこと」です。勉強した直後より、仮眠をとった後の方が記憶の定着率が高いという研究結果もあります。

なぜなら、私たちの脳は休んでいる間に、その日の情報を整理し長期記憶として保存する作業をしているからです。だから徹夜で勉強するより、適度な休憩をとりながら学習する方が効果的なんです。

睡眠不足の状態では新しい情報の吸収率が約40%も下がるとも言われています。試験前の一夜漬けより、毎日少しずつ学んで十分な睡眠をとる方が、記憶の定着には効果的です。

学びのあとには、適度な休息を。それが記憶力アップの意外な秘訣かもしれませんね。


記憶の秘密
記憶の秘密

 
 
 

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